形状記憶効果と超弾性効果の違いは?
形状記憶効果と超弾性効果の違いは?
使用する温度範囲の違いにより分類されます。
形状回復温度( Af 点)より高い温度のオーステナイト相状態で利用する場合は、変形すると瞬時に元の形状に回復する完全な超弾性効果が得られます。一方、マルテンサイト変態開始温度( Ms 点)より低い温度のマルテンサイト相またはマルテンサイト相 +オーステナイト相の 2相領域で利用する場合は、加熱するだけで元の形状に回復する形状記憶効果が得られます。このように、使用する温度範囲の違いにより形状記憶効果や超弾性効果を得ることができます。
どのように変態温度を測定しているのでしょうか?
Ti-Ni 形状記憶合金時効処理材のデータに基づき解説します。