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形状記憶合金とは?
Ni-Ti合金
形状記憶合金(SHAPE MEMORY ALLOY)とは、低温で変形し、変形したときの温度よりも僅かに高い温度に加熱するだけで元の形状に戻るという性質を有する合金です。 また、母相状態で、応力をかけると変態し、約8%まで伸ばしても応力を除去するともとの長さに戻るというゴムのような擬弾性(超弾性ともいう)という性質もあります。
形状記憶効果を示す合金にはNi-Tiの他に銅系合金もありますが、強度・耐疲労・耐食性等の点でNi-Tiが優れています。Ni,Tiの2元素では作動温度が限られていますので、大同特殊鋼ではより低い温度まで作動するNi-TI-Co3元素系を開発しました。
形状記憶合金は、機能性材料として注目を集め、機械部品、省エネルギー用機器あるいは医療機器材料等としての実用化が多方面で検討されています。